ウロボロス・ビザンチンフォールトトレラント実装
日本時間2020年02月21日(金) 6時44分51秒にカルダノ(ADA)のOBFTハードフォークが成功した。OBFTプロトコルのアップグレードはエポック176からで、エクスプローラーである「SEIZA」などで確認ができる。
今回のハードフォークは非常に重要であり、SHELLEYフェーズの分散化に向けて大きな前進となった。
Shelley期に向けての開発段階において、OBFTの実装は主要なマイルストンとなります。Cardano 1.5およびOBFTのリリースは、段階的分散化に向けてネットワークの準備が開始されたことを示しています。ユーザーが現在使用する機能性にこの更新は直接影響しませんが、Shelleyの完全な分散化を準備するために必要な技術的ステップです。
チャールズ・ホスキンソン氏からもOBFTハードフォークついてツイートがあった。
Hardfork successful. The OBFT era has begun
— Charles Hoskinson (@IOHK_Charles) February 20, 2020
Yoroi WalletやSEIZAを開発している株式会社EMURGO(エマーゴ)公式のツイートには、
ヨロイが、OBFTプロトコルのアップグレードに成功しました!
我々のチームも、最高のCardanoウォレットサポートを提供できるよう引き続き頑張ります!よろしくお願いいたします。 https://t.co/mKOlNZtxdb
— EMURGO カルダノ ADA (@Emurgo_Japan) February 21, 2020
Yoroi Wallet公式のツイート、
As promised, Yoroi survived the OBFT protocol upgrade!
Our team will continue to work hard to deliver the best wallet support for Cardano 💪 https://t.co/ByWRUKCVhw
— Yoroi Wallet (@YoroiWallet) February 20, 2020
世界最大級の仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)の公式からもCardano(ADA)ネットワークアップグレードをサポートしますとの発表。
#Binance Will Support the Upcoming Cardano $ADA Network Upgradehttps://t.co/6ow5NkTSPB pic.twitter.com/F5pX5ZqLOE
— Binance (@binance) February 20, 2020
OBFTについて
A Simple Byzantine Fault Tolerant Consensus Protocol(ビザンチンフォールトトレラント性をもつシンプルなコンセンサスプロトコル)
ビザンチンフォールトトレラント性を持つ台帳コンセンサスのシンプルな決定性プロトコルを定義した論文。プロトコルが同期ネットワークでn個のサーバーにより実行されているとき、t < n/3である限り、tの数にかかわらずビザンチンフォールトを許容できる。
↓論文などをチェック