ウロボロス・ビザンチンフォールトトレラント実装まであと少し
2020年2月16日、
チャールズ・ホスキンソン氏より
OBFT(ウロボロス・ビザンチンフォールトトレラント)ハードフォークについてツイートがあった。
(OBFT:Ouroboros Bizantine Fault-Tolerant Consensus Protocol)
OBFT Hardfork countdown started. ETA five days https://t.co/9pbVNzvINi pic.twitter.com/WEz15bIMiq
— Charles Hoskinson (@IOHK_Charles) February 16, 2020
OUROBOROS BFTはSHELLEYの完全な分散化を準備するために必要な技術的ステップである。「ETA 5日間」とあるように予定通り、2020年2月20日(日本時間2020年02月21日(金) 6時44分51秒)にカルダノが採用するコンセンサスアルゴリズムがアップグレードされる。ウロボロスはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に分類されており、BTC(ビットコイン)の採用するPoW(プルーフ・オブ・ワーク)に比べ、電力、エネルギーの消費が少ないエコシステムとして世界中から最も期待されている技術。現在、インセンティブテストネットにて実験的にPoSが行われており、1,000以上のステークプールが存在し、ホルダーはステーキングをそのプールに委任する事によってADAを報酬として獲得(メインネット移行時にADA配布予定)している。テストネットでの検証を元にメインネットに移行していけば、低コストかつ、1,000以上のプールによって分散化される事で高いセキュリティを可能にする見込みであり、世界一安全なプラットフォーム・暗号資産としてカルダノ(ADA)が認知される日もそう遠くはないと予想されている。
ユーザーは特に何もしなくても大丈夫
Yoroi Wallet公式のツイートにもあるように、
No action required for Yoroi users.
We are already ready for the OBFT protocol upgrade. https://t.co/M1jpTcFfM1
— Yoroi Wallet (@YoroiWallet) February 16, 2020
OBFTプロトコルのアップグレードの準備はすでに整っています。
特に何もしなくてもアップグレードされる予定である。
論文について
論文
『Ouroboros-BFT:A Simple Byzantine Fault Tolerant Consensus Protocol』
URL:https://eprint.iacr.org/2018/1049.pdf